コーキングによる雨漏り修理と注意点|プロに依頼すべきケースも紹介

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雨漏りは、住まいの大きな悩みです。
放置すれば建物自体に深刻なダメージを与え、多額の修理費用を招く可能性も。
しかし、雨漏りの原因によっては、比較的簡単に、そして費用を抑えて修理できるケースもあります。
その代表的な方法が、コーキングによる修理です。
今回は、コーキングによる雨漏り修理の方法、注意点、プロに依頼すべきケース、そして定期的なメンテナンスについて詳しく解説します。
雨漏り防止に有効なコーキングの基本
コーキングとは、シリコンやウレタンなどの弾性のある材料を用いて、建物の隙間を埋める作業のことです。
雨水が侵入しやすい窓枠、外壁の亀裂、屋根の継ぎ目などにコーキング材を充填することで、防水性を高め、雨漏りを防止します。
コーキング材の種類は様々で、シリコン系、ウレタン系、変成シリコン系など、それぞれの特性に合わせて使い分ける必要があります。
例えば、耐久性が高いものを求めるなら変成シリコン系が適しているでしょう。
また、使用する場所や目的に合わせて、色も選ぶことができます。

DIYコーキングでの注意点と失敗例
コーキングはDIYでも可能な作業ですが、適切な手順と知識がなければ、かえって雨漏りを悪化させる可能性があります。
まず、古いコーキング材を完全に除去することが重要です。
ヘラやワイヤーブラシを使って、隙間から古いコーキング材をきれいに取り除きましょう。
不完全な除去は、新しいコーキング材の密着性を低下させ、雨漏りの原因となります。
次に、プライマーを塗布することで、コーキング材の密着性を高めることができます。
これは非常に重要なステップと言えるでしょう。
また、コーキング材を充填する際には、均一な厚さに仕上げる必要があります。
厚すぎるとひび割れの原因になり、薄すぎると防水効果が期待できません。
さらに、コーキングガンを使用する際は、適切な圧力で充填しましょう。
圧力が強すぎると、コーキング材がはみ出し、見た目が悪くなるだけでなく、耐久性も低下する可能性があります。
失敗例としては、古いコーキング材の除去が不十分であったり、プライマーを塗布しなかったり、コーキング材の厚さが不均一であったりすることが挙げられます。
これらが原因で、雨漏りが改善しないどころか、悪化してしまうケースも少なくありません。
プロに依頼するべき修理ケース
DIYでコーキングによる雨漏り修理を行う場合、上記のような注意点に十分注意する必要があります。
しかし、全てのケースでDIYが適切とは限りません。
例えば、高所にある箇所や、複雑な形状の箇所、大規模な雨漏りなどは、専門業者に依頼する方が安全で確実でしょう。
また、コーキング材の選定や施工方法に自信がない場合も、プロの技術を頼るべきです。
プロは、適切なコーキング材を選び、熟練の技術で丁寧に施工してくれるでしょう。
費用はかかりますが、安心感と確実性を考えると、プロに依頼するメリットは大きいと言えます。
コーキングの劣化チェック方法
コーキングは、紫外線や温度変化の影響を受け、経年劣化します。
劣化が進むと、ひび割れや剥がれが発生し、防水性が低下します。
定期的なチェックが、雨漏りを未然に防ぐ上で非常に重要です。
チェックの際は、ひび割れや剥がれ、変色、カビの発生などに注目しましょう。
特に、窓枠や外壁のコーキングは、劣化しやすい箇所です。
もし劣化が見られた場合は、早めの補修を行うことをお勧めします。
定期的なメンテナンスで防ぐ雨漏り
コーキングの定期的なメンテナンスは、雨漏り防止に非常に有効です。
一般的には、5~10年に一度のペースで、コーキングの打ち直しを行うのが理想的でしょう。
ただし、建物の構造や環境によって、劣化のスピードは異なります。
そのため、定期的な点検を行い、必要に応じて早めのメンテナンスを行うことが重要です。
雨漏りを放置すると、建物の腐食やシロアリ被害など、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。
早めの対応で、大きな被害を未然に防ぎましょう。

まとめ
コーキングによる雨漏り修理は、DIYでも可能な比較的簡単な作業ですが、適切な手順と知識が不可欠です。
DIYに自信がない場合や、高所や複雑な箇所、大規模な雨漏りの場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。
定期的な劣化チェックとメンテナンスを行うことで、雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばすことができるでしょう。
快適な住まいを守るためにも、コーキングの重要性を理解し、適切な対策を取りましょう。
よくある質問
Q1. コーキング劣化による雨漏りはなぜ起こるのですか?
A1. コーキングは建物の隙間を防水する役割を持ちますが、紫外線や雨風の影響で硬化・ひび割れが進み、隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因となります。
特に築10年前後で劣化が進みやすく、外壁やサッシ周りの雨漏りの多くはコーキングの老朽化が原因です。
Q2. コーキングによる雨漏り修理の方法は?
A2. 主な方法は「打ち替え」と「打ち増し」です。
打ち替えは古いコーキングを撤去して新しく施工する方法で、耐久性が高いのが特徴です。
打ち増しは既存の上から新しいコーキングを重ねる方法で一時的な補修に適しています。
劣化が進んでいる場合は打ち替えが推奨されます。
Q3. コーキング修理の費用相場はどのくらいですか?
A3. 部分的な補修なら1万円〜5万円程度、外壁全体の打ち替えでは50万円〜100万円前後かかることもあります。
費用は施工範囲や使用するコーキング材の種類で変動するため、依頼前にしっかりと見積もりを取るようにしましょう。
Q4. コーキング補修はDIYでも可能ですか?
A4. 小規模なひび割れであればDIYも可能ですが、下地処理が不十分だとすぐに再び雨漏りする恐れがあります。
また高所作業は転落の危険もあるため、安全面を考えるとプロに依頼するのが無難です。
特に外壁や屋根まわりの補修は専門業者に任せるのがおすすめです。
Q5. プロに依頼すべきコーキング修理のケースは?
A5. 雨漏りが天井や壁の内部に及んでいる場合や、外壁の広範囲で劣化が進んでいる場合はプロへの依頼が必須です。
専門業者は赤外線カメラなどを用いて原因を特定し、根本的な修繕を行えるため、再発防止につながります。
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