外壁塗装の雨対策!施工時の注意点も紹介!

更新日 :
外壁は家の顔と同時に、大切な住まいを守る“盾”でもあります。
長年にわたって風雨や紫外線にさらされることで、塗膜が色あせたり、ひび割れなどの劣化が生じることもあります。
こうした劣化を放置すると、建物内部への雨水の侵入や構造材の腐食を招くおそれがあり、住宅の寿命を縮める原因になりかねません。
そのため、定期的なメンテナンスとして外壁塗装は非常に重要です。
ただし、塗装工事は天候に大きく左右される作業でもあります。
特に「雨」は、塗料の乾燥や密着性に悪影響を及ぼすため、施工時には細心の注意が必要です。
今回は、外壁塗装における「雨対策」について、施工時の注意点も交えて詳しく解説します。
雨天時の外壁塗装への影響
外壁塗装において、「乾燥」はとても重要な工程のひとつです。塗料は、塗布後に適切な温度と湿度のもとで乾燥しながら硬化し、しっかりとした塗膜を形成します。しかし、乾く前に雨が降ってしまうと、塗ったばかりの塗料が雨水によって流されてしまい、ムラや垂れ、色ムラの原因となります。
さらに、雨に濡れることで塗料の硬化反応がうまく進まず、塗膜そのものの耐久性にも大きな影響を与えてしまいます。また、塗装面が濡れた状態では塗料がしっかりと密着せず、時間が経ってから塗膜が剥がれてしまう可能性も高くなります。
このように、雨は塗装品質に直結する重大なリスク要因となるため、基本的に雨の日の塗装作業は避けることが鉄則です。

雨対策が必要な理由とその方法
外壁塗装は天候の影響を受けやすく、特に雨がトラブルの原因になることがあります。たとえば、乾く前に雨が当たると塗料が流れてしまい、ムラやたれが発生します。また、下地が濡れた状態で塗装を行うと、塗料がうまく密着せず、時間が経ってから剥がれが起きる可能性もあります。
さらに注意したいのが、塗料の乾燥中に雨が降った場合です。雨水が塗膜に染み込むと、ポツポツと跡が残り、仕上がりに悪影響を与えてしまいます。美観を損ねるだけでなく、こうした雨跡が剥がれの原因になることもあるため、急な雨に備えて塗装中の箇所を養生などで適切に保護することが大切です。
こうしたトラブルを防ぐためには、施工前に下地の乾き具合を手で確かめ、現場の気温や湿度をしっかり確認することが重要です。また、乾燥時間を十分にとり、無理のないスケジュールで作業を進めること、さらに現場管理者が施工状況を定期的にチェックする体制を整えることで、安心して長持ちする塗装が実現できます。
雨の日に施工が中止されるケース
塗装工事では、天候や現場の状況によって施工を中止または延期する判断が求められる場面があります。たとえば、朝から終日、降水確率が高い日や、すでに雨が降っている場合には、安全性と品質を確保するために作業を見送るのが一般的です。また、前日までの雨で外壁や屋根が濡れている場合や、下地がしっかり乾いていない状態では、塗装を行うことはできません。
塗装は「乾いた状態での施工」が大前提です。下地が濡れたまま塗ってしまうと、塗料の密着が不十分となり、剥がれや膨れなどの施工不良につながってしまいます。
こうした状況下では、信頼できる業者であれば、すぐに日程の再調整や工程の見直しを行い、無理な施工を強行することはありません。また、作業を再開する際には、下地がしっかり乾いているかを確認したうえで作業に入るなど、丁寧な対応が徹底されています。品質を守るためには、こうした判断と対応がとても重要なのです。
雨による塗装トラブルの防止策
外壁塗装は天候に左右されやすく、雨や湿度によって様々なトラブルが発生します。
代表的なのが「塗料の乾燥不良」です。湿度が高い状態で塗装すると塗膜が正常に形成されず、仕上がりや耐久性に影響を及ぼします。これを防ぐには、現場で温湿度を計測し、気温5℃以上・湿度85%以下の条件でのみ施工することが大切です。
「密着不良」も雨による典型的な問題です。濡れた下地や施工中の降雨で、塗膜がしっかり定着せず剥がれやひび割れが起こる可能性があります。そのため、塗装前には下地の湿り気を目視と手触りで確認する必要があります。
また、雨が降ると塗料が流れ、色ムラが出て「仕上がりが悪くなる」こともあります。こうした事態を避けるには、小雨でも作業を中止し、乾燥時間を確保したうえで慎重に再開することが重要です。
さらに、雨天時の施工によって塗料に水分が混入すると、「耐久性の低下」がおきて早期の塗り直しが必要になる恐れもあります。工程ごとの乾燥時間を守り、無理のない施工計画と管理体制で対応することが、トラブル防止につながります。
雨天時に塗装を行う際の注意点
基本的に、雨の日の外壁塗装は避けるのが望ましいですが、天気の様子を見ながら少しでも作業を進めたいと考えることもあるかもしれません。その際は、作業の内容によって注意が必要です。
たとえば、上塗りや下塗りは、仕上がりや塗料の密着に関わる重要な工程のため、湿った状態で行うと不良の原因になります。また、養生作業もテープが濡れているとしっかり固定できず、作業に支障が出ることがあります。
一方で、足場の設置や解体、工事前後の打ち合わせ、雨が直接当たらない場所の塗装や室内作業などは、雨の影響を受けにくいため対応できる場合があります。
ただし、少しでも雨の予報があるときは、無理に進めずに中止や延期を検討することが大切です。天候の判断は業者任せにせず、自分でも天気を確認し、施工前に雨天時の対応についてあらかじめ確認しておくと安心です。

まとめ
外壁塗装において「雨」は避けるべきリスク要因です。
適切な対策をとらずに施工を進めると、仕上がりの美しさだけでなく、耐久性にも大きな悪影響を及ぼします。
信頼できる塗装業者であれば、施工日程の柔軟な調整や、天候に応じた判断をしっかり行ってくれます。
契約時には、「雨天時はどうするのか?」を確認し、納得した上で塗装計画を進めましょう。
あなたの大切なお住まいを、長く美しく保つために。
「天気」への配慮も、外壁塗装の大事なポイントです。
外壁・屋根に関するお悩みがあれば霞美装へ
現場調査は完全無料でおこなっております!
気になる部分のご相談からすぐに解決したいお困りごとまでお気軽にお問い合わせくださいませ。
問い合わせページはこちら
お電話・LINEでも対応可能でございます!
お電話:0120-025-253
公式LINE:https://page.line.me/?accountId=343tgest