

概要
耐用年数が15年以上ある高性能な塗料で塗替えをご希望されています!
施工期間 | 約一ヶ月 |
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施工内容 | 屋根塗装 シーリング打ち替え 部分塗装 足場工事 現場調査・点検 塗料 その他 瓦屋根棟漆 喰工事 |
使用材料 | 外壁:エポパワーシーラー、超低汚染プラチナリファイン2000MF、アステックプラスS 軒天:マルチエース 付帯部:マックスシールド1500Si-JY |
築年数 | 17年 |
ハウスメーカー | 住友林業 |
工事のきっかけ
築年数経ったためメンテナンスのために塗り替え。
今回の工事で15年以上は塗り替え工事がいらないようにしてほしい。とのご要望。
現場調査!

土浦市のお客様より築17年の一戸建て住宅の塗り替え工事のご依頼を受けました。
まずは、どのような傷みがあるのか、必要な補修は何かをチェックしていくために現場調査を行います。
今回の屋根は瓦屋根のため塗装は必要ありません。
棟瓦のしたの漆喰が経年劣化で痩せてきているため補修が必要になります。

こちらは倉庫の屋根です。
金属製の屋根にサビが浮いてます。
ほっておくと板金屋根に穴を開けてしまうこともあるので塗装で保護します。

外壁の様子です。
窯業系サイディングが使用されています。
表面塗装が色あせてきているため、塗り替えが必要でしょう。


サーモカメラで外壁周りを撮影します。
青い部分は外壁内に水分がたまり結露が起きているところになります。

表面が傷ついている箇所もあるので、パテやシーリングで補修していきます。
コーキングも劣化して痩せています。
打ち替えて防水性能をアップさせましょう。

軒天の様子です。
腐食などはありませんが、湿気がたまりやすい場所なので、防カビ塗装が必要です。
足場設置&高圧洗浄!


まず、工事に先立ち足場を設置していきます。
安全に工事が行えるようにするために足場は必要不可欠になっていきます。
工事の最中は飛散防止用のネットを張り、周囲への塗料の飛散を防ぎます。

続いて高圧洗浄機で家屋の汚れを洗い流していきます。
付着した汚れを洗い流すことで、新たに塗った塗膜の早期剥離などのトラブルを防ぎます。


足元が水で濡れているので気をつけて作業します。
養生!

塗り替えを行わない場所などを養生していきます。
塗り分けがある部分も境目を養生して行きます。

サッシ周りや窓も養生します。
工事中は窓が開けられないなどご不便をおかけしますが、塗料で家屋を汚さないようにするための措置なのでご理解ください。
コーキング補修!

まず外壁のコーキングを打ち替えていきます。
打ちかえる予定の部分にマスキングテープで養生します。

古いコーキングを撤去していきます。その後、プライマーを塗り、シーリングを充填して作業は完了です。

軒天材の間も隙間ができていたのでコーキングで埋めていきます。

サッシ周り、外壁の継ぎ目もコーキング打ち替え完了です!
軒天塗装!

続いて軒天塗装です。
軒天は外壁より外側にせり出した屋根の下側にある天井のことを指します。
屋根に遮られて直射日光が届かないので、湿気がたまりやすくなっています。
カビが発生すると軒天を腐食させていくので、防カビ塗料を使って塗り替えます。

1回目の塗替えが終わりました。


2回目の軒天塗装です。
同じ塗料を重ねて塗ることで、防カビ性能がさらにアップします。
しっかり機能を発揮させきれいな塗膜を維持するために、当社ではしっかりと塗替え面積を計測し、必要な塗料の量を割り出し施工していきます。
塗料にはそれぞれ、決められた平米あたりの塗布量があります。
過不足なく使用して、適切な塗替え工事を行います。
外壁塗装!

外壁塗装を行っていきます。
まずは、『エポパワーシーラー』で下塗りをしていきます。
下塗りを行うことで、上塗りのトップ剤の外壁への吸い込みをおさえ、村のない仕上がりにしていきます。

下塗りが完成しました。

外壁サイディングのかけている部分を補修します。
傷みが激しいところは特に個別で補修することで、今後の劣化から下地を保護することができます。


続いて中塗りです。
ローラーを使って全面を塗装します。
今回の外壁塗装では、非常に耐久性と耐候性に富んだ『超低汚染プラチナリファイン2000MF』を使用して塗り替えをおこないました。
耐用年数が20年近くと非常に長く、高耐久性のある塗装をご希望の施主さまのご意向も反映できる商品となっています。

中塗りが完了したら上塗りに移ります。
同じ塗料を重ねて塗っていくので、どこを塗装したかわからなくならないように順序立てて施工しました。

特にコケの発生が著しかった北面は、アステックプラスSという防カビ剤を添加していきます。
これでさらに外壁が長くきれいな状態を維持できるでしょう。


外壁塗装が完了です。
塗装を行う際には、塗装面を計測し必要な塗料の量を割り出していきます。
塗料には、かならず平米あたりの塗布量が設定されています。
その塗布量を過不足なく使用することで、塗料の性能をしっかり引き出し、耐用年数を維持出来るようにするのです。
付帯部塗装!
屋根外壁以外の細かな部材のことを付帯部といいます。
雨樋などが付帯部になります。
家屋の細かいパーツになるため、同じ塗料を使うことが多くなっています。
今回は高耐候性(紫外線への耐久性)と低汚染性(よごれにくさ)のある『マックスシールド1500Si-JY』で塗り替えていきます。
非常に高い耐用年数があり、外壁塗装に使用した低汚染プラチナリファイン同様、耐用年数が15年以上と言われています。
幕板塗装!

1階と2階の境目の幕板(帯)の塗装です。
フラットな部材のため、ハケ目がでないように気をつけて施工しました。

1回目の塗替えが完了です。


2回目の塗装です。
重ねて塗ることで艶が生まれました!
雨樋&破風板塗装!

続いて、破風板と雨樋の塗り替えです。
どちらも屋根まわりの部材のため、一緒に施工します。
まずはケレン処理をおこなって、塗膜の密着性をアップさせます。


雨樋1回目の塗装です。
凹凸などがあるため塗り残しがないようにします。


破風板1回目の塗替えです。
破風板の前に雨樋が設置された『鼻隠し』という部分も、しっかり破風板と軒樋とわけて塗っていきます。

2回目の塗装です。
雨樋の素材であるポリ塩化ビニル樹脂は素材自体が非常に高耐久性があり、補強のための塗装は本来必要ないといわれています。
しかし、家屋全体を塗り替えるため、未塗装の色あせた雨樋だとそこだけ浮いてしまうので、美観のために塗装を行います。

破風板も同様に2回塗っていきます。


雨樋と破風板の塗り替えが完了しました。
水切り塗装!

続いて水切りの塗装を行います。
まず、研磨用のたわしを使ってケレン処理を行っていきます。
金属部材なので、サビなどがあったらしっかり落としていきます。


金属部材の水切りはサビ止めを塗って防サビ対策をしていきます。
水切りがあることで、外壁を伝う雨水が軒下や基礎内部に入り込むことを防ぎます。
ここが錆びてしまうと、防水性能が落ちてしまうので防サビ塗装で雨漏りを防ぎます。

防サビ塗装が完了したら上塗り塗料を塗っていきます。
細い部材のため、ハケを使って塗っていきます。

1回目の塗装が完了しました。


続いて2回目の塗装です。
同じ塗料を重ね塗りして、水切り本体をしっかり保護していきます。
棟補修!

最後に、瓦屋根の棟の補修を行います。
屋根自体は瓦屋根のため、破損がないかぎりは基本的に塗装などは行う必要がありません。
しかし、屋根の飛散を押さえる棟の漆喰が痩せてしまうと、棟瓦が屋根を押さえる力が弱くなってしまいます。
長く瓦屋根を維持するために、今回は漆喰の補修を行います。


棟瓦を剥がしてその下の漆喰を持っていきます。
全体的に嵩上げして補修完了です。
倉庫屋根塗装!

母屋横の倉庫の屋根の塗装を行います。
まず、研磨用のたわしでケレン処理を行い、サビを落としていきます。

板金屋根はサビが発生すると腐食して、穴が開いてしまうこともあります。
しっかりとサビ止めで防サビ塗装を行っていきます。

板金屋根の防サビ塗装が完了しました。


サビ止めの上からトップ剤を2回塗り重ね、倉庫の屋根塗装が完了です!
外壁補修&タッチアップ!


外壁に取り付けられたダクト孔にふたをしめて補修します。

最後に現場をもう一度確認して、塗り残しや傷などがないかチェックして行きます。
塗り残しなどを見つけたら、タッチアップをおこなって補修します。
すべての工事が完了です!

これですべての工事が完了しました。
工期は約1ヶ月でした。


工事前後の比較写真です。
長年の紫外線や風雨の影響で色あせていた外壁に艶が戻りました。
どの塗料も耐用年数が15年以上と非常にながいものなので、施主さまのご要望通り、15年以上きれいが続くでしょう。